小学一年生 男子
夜中に蚊に刺されたところが赤く腫れて痒い。
首筋に出来たあせもが赤くなって痒い。
子「お母さん、痒い。」
母「家に帰ったら痒み止めの薬を塗ってあげるから我慢しなさい。」
子「えー、痒いよー。」
母「駄目掻いちゃ、血が出るよ。」
私「どれどれ、どこが痒いの?」
子「こことここ。」
私「あー、腫れてるね。痒そう。ちょっと待っててね。痒いの痒いの飛んで行けー。」
と言ってりょうこ先生は赤くなっている周りをサラサラと撫でたのである。
子「痒くなーい。」
私「じゃあここも。痒いの痒いの飛んで行けー。サラサラサラー。」
子「痒くなーい。」
母「えっ・・・・・、本当に痒くないの?赤みが取れている。んんんんー・・これでいいんですか?」
私「はい。虫の体液で痒くなるのでなくて、血の巡りの良い所と悪い所の境目が痒くなるので、赤くなった周りをサラサラと撫でていると血の巡りが均一化して痒みが取れます。虫に刺されたらすぐに撫でると腫れませんよ。やってみてください。」
母「えっ、はい、それだけで・・」
子「お母さん痒くないってば。ぼく蚊に刺されたらナデナデするよ。」
母「お母さんもやってみようかな。」