頭痛。首痛。吐き気。目まい。鞭打ち症。

新潟県三条市 丸山予防医術研究所 まつむらりょうこが、

看護師だった時に、鞭打ち症になった。

立っている時に足を掬われて、

後ろ向きに頭から引っ繰り返って、

畳の上で50cmバウンドした私の頭。

「あ、死んじゃった。」と、一瞬思った。

脳震盪を起こし、朦朧として一晩過ごした。

目が覚めたら、激痛。

頭が割れそうに痛い。

ハンマーで思いっきり頭を割られているような痛み。

目まいがする。グルングルン振り回されているようだ。

吐き気がする。胃と腸が裏返る感じ。

それから10日間は、「死んだ方がましだったかも。」

と思うほどの地獄の苦しみ。

首と頭が寝ても痛い。

起き上がる時はもっと痛い。

くしゃみなんてしようものなら目から星が飛び散る。

下が向けない、左右が向けない、上を向けない。

振り返るときは体ごと、「ロボット丸ちゃん」と友人は命名した。

もうこのまま寝たきりで一生を送るのかと諦めていた時、

命名の母は「連休明けに良い所に連れて行ってあげる。」

といった。

「もうどうにでもして。」と投げやりだった私。

痛い頭と首を両手で支えながら辿り着いた所は、

自然形体療法創始者の山田洋先生の治療所。

「仰向けになって下さい。」と言われても、

時間をかけゆっくり呻き声を上げながら寝転んだ。

「だいぶ体が歪んでいる。」と言われた。

「今度はうつぶせになって下さい。」と言われても、

え、うつ伏せだって、あーできない。

また呻きながらうつ伏せになった。

2分くらい経ったであろうか、

「仰向けになって下さい。」と言われ、

クルッと寝返りをしていた私。

え、鞭打ち症の前と同じ。痛くない。もう治っている。

起き上がってびっくり。

首が痛くない。首が回る。

歌舞伎の連獅子みたいにグルングルン。

「先生のお役に立ちたいです。この方法を教えて下さい。」と、

弟子入り志願。

「この10日間は何だったんだろう。

人生380度変わっちゃった。

私が求めていたのは、この治療法だ。」

6月7日は、む(6)ちうち、な(7)おる、という語呂で、

むちうち治療の日と、

自然形体療法創始者山田洋先生の誕生日。

山田先生には、命を救っていただいて、

天職を授けていただいた。

感謝して、感謝しても、感謝しきれない。

 


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旭山動物園の空飛ぶペンギン